プロフィール

項目内容
氏名中村俊彦さん
合格年度2025年 中小企業診断士試験
学習期間約1年間(2024年12月~)
学習スタイルLEC通学+クレアール(二次試験のみ併用)
総勉強時間約1,200時間(一次試験:約800時間、二次試験:約400時間)

「今の会社に依存せずに生きていきたい」——挑戦を決意した理由

「今の会社に依存せずに生きていきたい」。

そんな思いを胸に、2024年12月から中小企業診断士試験への挑戦を始めた中村俊彦さん。

独学で時間を浪費する余裕はないと判断し、早い段階で予備校の活用を決断しました。

仕事が終われば自宅で3時間、休日は10時間を勉強に充てる生活。

その道のりは決して平坦ではありませんでした。

知識がなかなか定着しない焦りや、試験本番ならではの緊張感と向き合いながら、約1年間の学習を継続しました。

今回は、中村さんが中小企業診断士を目指した理由、そして合格までの学習方法についてお話を伺いました。

このインタビューは全3回です。この記事は第1回・一次試験編です。


「知らないことがある」と実感。会社を辞めても生き抜くための選択

Q:なぜ数ある資格の中で、中小企業診断士を選択されたのでしょうか。

仕事していて、「なんか知らないことがあるな」と思って。それもあって、ちょっと勉強したいなというのがきっかけですね。

幅広く体系的に学べるというところと、試験勉強の書籍を見て、一番興味を持った内容が多かったというのが決め手です。

将来的な独立も視野に入れているという中村さん。

特定分野だけではなく、経営全般を幅広く学ぶことができる中小企業診断士試験の内容に、自身に不足していた知識を補う可能性を感じたといいます。

Q:2024年12月の受験決意から、どのような心境の変化がありましたか。

今の会社を辞めても生きていけるようになりたいなっていうのは一つあります。

会社に依存せずに生きていきたいという思いがあったので、それが原動力になっていました。

資格取得そのものだけではなく、将来の選択肢を広げるための挑戦。

それが、中村さんにとっての中小企業診断士試験だったのです。


職場の理解と自分への規律。1,200時間を生み出した学習設計

Q:平日3時間・土日10時間という勉強時間を、仕事と両立しながらどのように継続しましたか。

職場には診断士を受けることを伝えて、基本的には早く帰るようにしていました。

平日は仕事が終わってから3時間、土日は10時間ほどですね。2025年に入ってからは、休みなく毎日勉強していました。

職場の理解を得ながら、生活の中心を学習へと切り替えた中村さん。

プライベートの時間を大きく削り、毎日継続して机に向かう姿勢が、合格への土台となりました。

Q:インプットと過去問演習、それぞれの配分や切り替えのタイミングを教えてください。

インプットは早めに終えて、アウトプット、特に過去問演習になるべく時間を多く使うように心がけていました。

一次試験は知識問題なので、いかに多く入れて反射で答えられるか。過去問演習が一番大事だなと考えていました。

知識を覚えるだけではなく、問題を解く力へ変換する。

中村さんは、過去問演習を中心に据えた学習方針を徹底しました。


過去問演習こそが合格への鍵。法務を突破した一次試験

Q:LECに通ってよかったと思うことはありましたか。

LECの教材が良かったというのが一番ですね。

法務は苦手意識があったんですけど、先生が出ると言った問題が本当に出たので。LECの教材を信じて、過去問演習も繰り返してやっていました。

苦手科目だった法務も、教材と講師への信頼を軸に克服。

一次試験の結果は以下の通りでした。

科目得点
経済学・経済政策60点
財務・会計64点
企業経営理論68点
運営管理77点
経営法務68点
経営情報システム52点
中小企業経営・政策80点

全7科目を一度の試験で突破する結果を残しました。

中村さんの取り組みからは、独自の方法論に頼るのではなく、信頼できる教材や指導方針を軸に、必要な努力を積み重ねることの重要性が伝わってきます。


一次試験合格。その瞬間に感じた「安心」と次への決意

Q:一次試験合格通知をサイトで確認した時、どのような感情が湧き上がりましたか。

良かったなっていう。嬉しかったですね。

試験当日の感覚としては半々ですかね。いけたかなという思いがやや強かったかもしれないですけど、サイトで自分の名前を見つけた時は本当に安心しました。

約1年間積み重ねてきた努力が、結果として証明された瞬間。

しかし、中村さんにとって挑戦はまだ終わりではありません。

次回は、より高度な思考力が求められる二次試験への挑戦、そしてそこで身につけた「思考の型」についてお話を伺います。

次の記事

第2回・二次試験編 記述が苦手な状態から「型」を磨いた方法 →

中村俊彦さんの合格体験記・全3回

  1. 第1回|一次試験 ― 1,200時間の学習でつかんだ一次突破【現在の記事】
  2. 第2回|二次試験 ― 記述が苦手な状態から「型」を磨いた方法
  3. 第3回|合格後 ― 勉強で削った生活と、出会いで広がった世界

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faun
大手金融機関で、20年以上主に業績の厳しい中小企業を担当。現在は本部で業績の厳しい取引先に対する案件審査、営業店指導に従事。お世話になった中小企業のお力になれればと思い、中小企業診断士の資格を取得。