合格の先にあったもの。資格取得で広がった新しい世界

一次試験での幅広い知識習得、二次試験で求められる論理的な記述力。

数々の技術的な壁を乗り越えた先にあるのは、「合格」という一つの目標でした。

しかし、振り返ってみれば、その道のりは単なるスキル向上のための時間ではありませんでした。

限られた時間の中で勉強を最優先にする生活。

周囲との関わり方や、自分自身の時間の使い方を見直しながら過ごした約1年間は、まさに自分自身との戦いでもありました。

そして合格後、中村俊彦さんが目にしたのは、試験対策の参考書には載っていない「合格後の世界」。

そこには、同じように悩みながら挑戦を続けてきた仲間との出会いがありました。

技術を磨き抜いた今、中村さんは中小企業診断士への挑戦をどのように振り返るのでしょうか。


孤独な挑戦を支えたもの。合格後の世界で見つけた「出会い」

Q:勉強を続けていく中で、一番しんどかったのはどのタイミングでしたか。

やっぱり試験直前ですね。特に二次試験直前ですかね。

一次の時はそんなことなかったですけど、二次試験前はやはり追い込まれていました。

一人暮らしという環境は、勉強に集中できる大きなメリットがある一方で、誰にも弱音を吐けない孤独とも隣り合わせでした。

そんな中で中村さんのモチベーションを支えたのは、受験を決意した時から変わらない、

「会社に依存しない力をつけたい」

という思いでした。


1,200時間を生み出すために削ったもの

Q:勉強時間を確保するために、何を一番削りましたか。

飲み会に行ったりしないようにして、SNSでの情報交換も必要最低限にしていました。

基本的には一人でやるタイプでしたね。

勉強方法的な情報はXで合格者の方をフォローして見ていましたけど、勉強そのものは予備校の先生を一番信用して取り組んでいました。

合格のために必要な時間を確保するため、生活の優先順位を大きく変えた中村さん。

情報収集は必要最低限に抑え、学習そのものについては予備校の指導方針を信じて取り組みました。

多くの情報に振り回されるのではなく、自分が信じる方法を継続する。

それが、約1年間の学習を支える軸となりました。


合格後に広がった世界。診断士だからこそ出会えた人たち

Q:合格後に診断士として活動を始めて、一番の変化は何ですか。

普段の仕事で絶対会わないような方々と、この半年くらいで会うことができて、すごい刺激になっています。

診断士同士だと、異業種の人でもやたら話が盛り上がるんですよ。世界が広がったなと実感しています。

試験勉強中は、目の前の合格という目標に向かって孤独に努力を続けていた中村さん。

しかし、合格後に待っていたのは、多様な経験や価値観を持つ人たちとの新たなつながりでした。

資格取得によって得られたものは、知識や肩書きだけではありません。

新しい人との出会いや、これまでとは異なる世界との接点もまた、大きな財産となっています。


仲間との出会い、そして挑戦する受験生へのメッセージ

Q:試験合格の瞬間、ご自身の中でどのような感情が湧き上がりましたか。

良かったなっていう。嬉しかったですね。

自信は半々という感じでした。再現答案を6〜7社で採点してもらって、合格評価とそうでない評価が分かれていたので、なんとも言えない心境でした。

合格発表日に自分の番号を見つけた瞬間。

約1年間積み重ねてきた努力が結果として証明され、大きな安心感に包まれたといいます。


これから合格を目指す受験生へ

Q:最後に、これから合格を目指す受験生へ向けてメッセージをお願いします。

結構長く勉強かかっている方もいらっしゃると思うんですけど、合格するとストレート合格も多年度合格も関係なく、横一線になると思います。

大変ですが、頑張っていただければと思います。世界が広がると思うので、ぜひくじけずに頑張ってください。

この言葉からは、合格というゴールは決して終点ではなく、新たな世界への入り口であるという中村さんの実感が伝わってきます。

多様なバックグラウンドを持つ人たちが集まり、互いに刺激を受けながら成長していく。

それが、中小企業診断士という資格の大きな魅力の一つなのかもしれません。

資格取得という一つの目標を達成した中村さんの挑戦は、今、新たなステージへ進んでいます。

ABOUT ME
faun
大手金融機関で、20年以上主に業績の厳しい中小企業を担当。現在は本部で業績の厳しい取引先に対する案件審査、営業店指導に従事。お世話になった中小企業のお力になれればと思い、中小企業診断士の資格を取得。