【合格体験記】「60点で十分」の潔さが、半年で診断士一次試験合格を呼び寄せた(第1回/全3回)
くすりやのお仕事さん
- 合格年度: 2024年度
- 受験年数: 2年
- 学習スタイル: 一次試験:スタディング(通信講座)のみ / 二次試験:本気道場(予備校)
- 試験結果: 一次試験 初年度合格 / 二次試験 2年目合格
2022年1月1日、新年早々に中小企業診断士の勉強を始めたくすりやのお仕事さん。7カ月後の一次試験で「ギリギリ間に合った」という言葉が示すのは、順風満帆ではなかった受験生活だ。
他の予備校の模試では「カラッキシ」の点数、週末は朝から晩まで勉強に没頭、情報システムなど苦手科目は最後まで不安。それでも一次突破を果たした背景には、「六割取ればいい」というスタディングの方針を、迷いながらも信じ抜いた判断があった。
安さで選んだ教材、ブレない集中、そして最後の一ヶ月で救われた直前講座——派手さはないが、確実に積み重ねた7カ月がそこにはある。
目次
- なぜ中小企業診断士だったんですか?
- スタディング(通信教育)を選んだ理由は?
- 7カ月で七科目、どうやって進めましたか?
- スタディングの勉強法、どう活用しましたか?
- 他の模試で「カラッキシ」だった時の心境は?
- 一次試験で特に苦戦した科目は?
- 突破の要因は何だったと思いますか?
Q1. なぜ中小企業診断士だったんですか?
――中小企業診断士を目指そうとしたきっかけを教えてください。
医療用医薬品の会社に新卒以来勤めているのですが、この10年近く、業界全体として人員をどんどん減らすフェーズに入ってきています。そういう流れを見ている中で、会社勤めで定年まで行くっていうのは難しいなと感じていました。人生100年時代にもかかわらず、定年以降も働かないと厳しいという状況があります。そこで、会社に依存することなく長く仕事をしたいという思いが生まれたんです。
――MBAという選択肢もあったと思いますが、なぜ診断士を選んだのですか。
MBAは、どちらかというと大手企業で出世をしながらビジネスをスケールしていく観点で良いと思うんです。でもそれは企業依存だと感じるんです。独立できるという観点では国家資格の信頼性がありますし、費用面も全然違います。家族のことを考えた時に、ちょっとでも低コストで勉強できて、将来役に立つということを重視しました。
Q2. スタディングを選んだ理由は?
――なぜスタディングを選んだのですか。
たまたまですね。たまたまで安かったから。それだけです(笑)。
スタディングは価格が本当に安いので、さらに割引がある時に申し込んだのでより安くできました。
――受験を始める時、奥さんから反対されませんでしたか。
特に反対されませんでした。妻からは「また何か始めたな」という程度の反応でした。
ただ、独立という将来の可能性については家族には話していませんでした。会社の将来に不安があるということは話していたので、その流れで受け入れてもらえたのだと思います。
Q3. 7カ月で7科目、どうやって進めましたか?
――2022年1月1日から8月の試験まで、約7カ月という短期間でしたね。
お正月で頑張るぞというところからスタートして、その年の8月頭の試験を目指していました。多分ギリギリ間に合ったぐらいだったと思うので、本業をしながら隙間で勉強するという感じでしたね。
工夫はあまりなくて、帰ってきたらやるとか、週末は結構時間を取ってやるとか、そういった感じです。スタディングではどれくらいの期間で終わらせるかを設定できるので、それを一つの目安にしていました。当初は無茶な設定をしていたので、その通りにはいかなかったのですが、早め早めに終わるようにカリキュラムに沿って進めていきました。
- 平日: 時間が取れたら2〜3時間
- 休日: 朝から晩までガッツリ
――本業をしながらの勉強時間確保は大変だったのでは。
正直、時間が取れたらという感じで、そこまで厳密に管理していたわけではありません。ただ、スタディングのカリキュラムに沿って「早め早めに終わらせる」という意識だけは持っていました。それが結果的に良かったのかもしれません。
Q4. スタディングの勉強法、どう活用しましたか?
――教材はスタディングだけだったそうですね。
はい、参考書も過去問も使わず、スタディングだけでした。スタディングの方針は「6割取る」ということでした。必要以上に勉強しないという方針で、重要なところだけを勉強して、合格点プラスちょっとぐらいでいけるようにしていました。そういうやり方だったから合格できたんだろうなと思います。
――具体的にはどんな勉強方法を。
インプットしてから、問題を繰り返すという勉強方法でした。また、スタディングの創業した方が作られているマインドマップのようなものがあるんですが、それに自分でプラスしてどんどん書いていって、何度も繰り返しながらチェックしました。問題を繰り返していくんですが、できなかったところを重点的に繰り返すみたいな形で知識を定着させていました。
インプットは1回だけにしました。時間を取ってしまうので。マインドマップ的なメモも、問題を解いて、わからなかったところをどんどんそこに追加していくことをしていました。解けなかったところ、記憶が定着していなかったところをしっかりインプットできるように問題を繰り返すのと、マインドマップにメモを入れて書きながらやっていたという感じです。
教科書はちゃんと読んでなかったですし、あんま良くない勉強法だなと思ってます(笑)。
Q5. 他の模試で「カラッキシ」だった時の心境は?
――スタディングの模試では合格ラインに達していたそうですが。
そうですね。スタディングの模試では合格ラインまで行くんですけど、一回だけ違う模試受けたんですけど、もうカラッキシでしたね。「何これ?」とかって思っちゃって。
ただやっぱ「信じるしかないな」って思って、スタディングをやったっていうとこですね。
正直、いろんな情報を取ってる暇もないというか、本業をしながらなので。最後の集中講座みたいなのまでやった時に「あー、やっぱここでよかった」って思ったんです。モチベーションも上げてもらえましたし、ポイントをついているなと感じたんですね。だからもうこれを信じて、このままするしかないし、限られた勉強時間を違うことで取れないので信じようという感じでした。
Q6. 一次試験で特に苦戦した科目は?
――科目ごとに苦手意識はありましたか。
情報システムが難しかったですね。もともと医療医薬品会社のコマーシャル側、営業マーケなので、その辺が弱かったんです。試験には合格できたのですが、本当の意味で理解しているのかというと難しいですね。
中小企業政策も苦手だったと思います。あそこまで行き着かなかったってのが正直なところですね。あれは一番最後の1ヶ月のところで、なんとかできた感じです。
――捨て科目の判断はどのようにしたのですか。
そこまで考えれてないですね。多分、スタディング自体がいらないとこ捨ててると思うんですよ。だから、他のいらないものはやらない戦略の教材でもあったんじゃないかなって思うので。そこに出てくるものだけは100パーセントできるようにしよう、っていうのが目標でした。
Q7. 突破の要因は何だったと思いますか?
――最後に、スタディングの集中講座が救世主になったそうですね。
一番最後の集中講座みたいなものがあるんですよ。一番最初から設定されていて一次試験の数カ月前から受講できると思うのですが、それを後回しにしちゃってたんです。それが実は最後一番良くて、ここまで全員勉強してきた中で重要ポイントみたいなのがまとまっていて、かつ直前期なので、それ用のテキストみたいなのもプラスでついています。それを最後2週間程度で集中的にして、そこで最後合格できたという感じです。
スタディングの一次試験対策に関しては、一次試験突破というだけですね。突破だけなんです。1次知識を体系的に習得するという観点ではないと思います。アウトプットの方法として「60点以上全教科取っていきますよー」と言ったところがブレない教材であったので、1次試験合格という観点だけであれば、とても良かったなと思います。
――ブレずに勉強できた理由は。
ブレずに勉強するって大事だと思うんです。情報を取れば取るほど、いろんな情報が入ってきてブレ始めるじゃないですか。「あれもやんなきゃ、これもやんなきゃ」ということになってしまいます。もともと時間がないというところもそうだったと思いますし、もうそこに集中するんだという意識で進めました。
一次試験は見事突破。しかし、その先に待っていた二次試験は、くすりやのお仕事さんにとって全くの「別物」でした。
- 「事例読んで『なんじゃこりゃ』みたいな感じで、もうほんと死亡した」
- 「スタディングの解法メソッドでは合格できなかった」
- 「同じ勉強しても無理だなって思った」
次回、【第2回:二次試験・転機編】(近日公開予定)。スタディングで学んだ「効率的な正解の作り方」と、二次試験で求められる「経営コンサルタントとしての思考」は全く別物だった。どうしてコンサルティングの本質に気づけず、本気道場で初めて腑に落ちたのか?失敗から逆転へ向かう「転機と覚悟」の1年を追います。
